蜷川幸雄氏演出 『ロミオとジュリエット』の前売り始まる
川口市出身の演出家・蜷川幸雄氏が手がけるシェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』のチケットの前売り販売が始まった。ロミオ役の藤原竜也とは、2003年の『ハムレット』に引き続き、蜷川演出のシェイクスピアとなる。藤原竜也は、1997年に蜷川氏に見出され「身毒丸」のロンドン公演でデビューを果たし、『ハムレット』では、朝日舞台芸術賞寺山修司賞、読売演劇大賞杉村春子賞、紀伊国屋円演劇賞新人賞を受賞した。ジュリエット役には、鈴木杏が演技に望む。今回の『ロミオとジュリエット』の公演は、日生劇場で12月4日(土)~28日(火) まで行い、2005年にかけて全国でも公演を行う。
蜷川幸雄プロフィール
1935年10月15日、埼玉県川口市生まれ。 55年に劇団青俳に入団し、67年に劇団現代人劇場を創立。 69年『真情あふるる軽薄さ』で演出家デビュー。72年演劇集団「櫻社」結成、74年同劇団を解散後、『ロミオとジュリエット』で大劇場演出を手掛けるようになった。以来、名実共に演劇界の第一人者として活動し続け、近年も、98年から始まったシェークスピアの全作品上演計画、上演時間が10時間半という昨年の『グリークス』の公演など話題に事欠かない。 また、83年の『王女メディア』ギリシャ・ローマ公演を皮切りに、毎年海外遠征を行い、ヨーロッパをはじめアメリカ、カナダなどで高い評価を得ている。 ことに近年では、96年『夏の夜の夢』、97年『身毒丸』、98年『ハムレット』と、連続したロンドンでの公演が話題を呼び、さらに99年から2000年にかけてはロンドンとストラッドフォードで、ロイヤルシェークスピアカンパニーと共に、『リア王』を長期上演した。 88年『近松心中物語』の第38回芸術選奨文部大臣賞をはじめ受賞歴多数。 92年には、英国エジンバラ大学名誉博士号を授与された。また、2001年秋に紫綬褒章を授与、2004年秋に文化功労賞が授与された。(蜷川幸雄HPより)
「ロミオとジュリエット」公演概要 | ||||
作 | W・シェイクスピア | |||
演出 | 蜷川幸雄 | |||
キャスト | ロミオ:藤原竜也、ジュリエット:鈴木杏 | |||
期間 | 2004年12月4日~2004年12月28日 | |||
場所 | 日生劇場(東京・日比谷) | |||
料金 | S席/¥10,000 A席/¥7,000 (全席指定/消費税込み)9月4日前売開始 | |||
全国の公演 | 12/4~28 日生劇場、 2005/1/7~10 名古屋、 1/15~23 大阪、 1/28~1/30 広島、2/4~6 北九州、2/11~13 新潟、2/18~19 富山、2/23~25 仙台 |