川口初の美術施設の愛称「アトリア」に決まる
サッポロビール埼玉工場跡のリボンシティ内で建設が進められているアートギャラリーの愛称が「アトリア」に決まった。2005年8月1日~8月31日に募集し、1,649通(うち市内から799通)の応募があった。最優秀作品賞には群馬県高崎市在住の今村明子さんの作品「アトリア」が選ばれた。「アトリア」は、アート、アトリエ、リリアに由来する造語で、美術活動を通した市民の憩いの場となるようにとの願いが込められている。
アートギャラリーと並木元町公園の一部(約5,000m2/全体約11,000m2)はサッポロビール株式会社から市に対し、無償で寄贈されたもので、公園内には武蔵野の自然林をイメージした緑陰空間などが整備され、同工場から出た松杭の活用や、川口市の鋳物製品も設置される。アートギャラリーは2階建て、延べ床面積約870m2。2005年8月に着工し、2006年2月に竣工、4月末の開設を予定している。美術作品の鑑賞や市民の作品発表を行う展示室(約155m2)のほか、ワークショップや講義などを行うスタジオ(約195m2)が整備されることになっている。
同時に募集された川口一丁目一番再開発事業で2006年7月にオープンを予定する川口駅前再開発ビル(愛称/キュポ・ラ)内の各施設の愛称も決まった。再開発ビル7階に整備される「映像・情報メディアセンター(新中央図書館)」の愛称は、全国から180通の応募の中から川口市在住の三浦有子さんの作品「メディアセブン」に決まった。「メディアセブン」には、7種類のさまざまなメディアを使いこなして、川口市民の創造活動の拠点となるという願いが込められている。また、再開発ビル4階の「川口駅前市民ホール」は、全国から368通の応募があり、「フレンディア」に決まった。応募の中には「フレンディア」という作品は無かったが、「フレンド」「フレンズ」 というキーワードをもとに事務局が補作し、最優秀賞には、大阪府高槻市在住の池永一広さんが選ばれた。「フレンディア」には、友好・交流の拠点として、多くの人に愛されるホールになるという願いが込められて いる。
川口市内の主な施設の愛称
産業会館跡→「キャスティ」
市民病院跡→「キャメリア」
サッポロビール埼玉工場跡→「リボンシティ」
川口総合文化センター→「リリア」
公害資源研究所跡(川口駅西口地区住宅)→「リプレ」
さいたま新産業拠点→「スキップシティ」
埼玉高速鉄道→「彩の国スタジアム線」