大型カー用品店、北戸田駅高架下に来夏オープン
JR東日本は戸田市の東北・上越新幹線の高架下、約600メートル、約3万平方メートルを自動車用品のオートウェーブに賃貸すると日本経済新聞社が報じた。鉄道高架下の賃貸としては国内最大。2003年7月に開業する。
場所は埼京線北戸田駅の北側の敷地で、新幹線と埼京線が並走する区間。土地の幅は70メートル。高架下に物販店舗や車両整備施設などが入る建物を設ける。線路両側に沿う形で480台分の駐車場を配置する。店舗面積は約1万平方メートルで、同社の店舗で最大となる。30万人の年間来場者を見込む。
今年の3月1日には旧国鉄が新幹線の騒音、振動対策のために確保した都市施設帯(環境空間)の有効活用により、さいたま市内の新幹線沿線に五人制のサッカー、フットサルのコート「武蔵浦和フットボールパーク」が開設された。さいたま市はコート周辺をJR東日本から無料で借り、緑地を整備した。
環境空間は有効な利用方法がなく荒れ地になって問題化していたが、今後、市民向けの施設整備に弾みがついてきた。 JR東日本はグループ会社のJR東日本都市開発に用地(面積は四千三百三十三平方メートル)を賃貸し、コート三面とクラブハウス、駐車場を整備され、キックスインターナショナルがテナントとして入居し運営されている。
環境空間は戸田市、さいたま市の新幹線沿線約12キロに広がり、全体の面積は24.8ヘクタール。1999年に地元自治体とJRが未利用地活用について協力することで基本合意していた。戸田市では市が緑地を整備し、JR側がアイスクリーム販売店のテナントを入居させた例がある。