幼・小・中の一貫教育を導入 舟戸学園
川口市教委は、スーパー堤防工事にともない川口市舟戸町2に建設され8月に完成した「舟戸学園」で、希望者を対象に市立幼稚園・小学校・中学校で、学区に関係なく幼稚園から中学校まで学べるよう「指定校変更事務取扱要領」を変更した。幼・小・中11年間の一貫教育を目指す県内初の試みを来年4月から実施する。
一貫教育をするのは、通称「舟戸学園」。同じ敷地内(3万3220平方メートル)に舟戸幼稚園(和田悦男園長、園児140人)、舟戸小学校(菅原勲校長、児童359人)、南中学校(高橋光校長、生徒416人)ガ並び、正門は敷地の中央部分にあり幼稚園・小学校・中学ともに共通。
一貫教育の導入で、幼・小・中の垣根が取り外され、子供や教諭の往来が自由になるだけでなく、幼稚園の遊戯室やプレーホールで一緒に遊んだり、小中学校の図書室へ園児や児童が行くこともできる。教諭も進学前に中学から小学校の授業を見に行ったり、進学後に小学校から中学へ様子を見に行くことも可能となる。