板橋区の共立印刷 ジャスダックに新規上場
日本証券業協会は1月12日、総合印刷業の共立印刷株式会社(板橋区清水町・野田勝憲社長)のジャスダック市場上場を承認した。同社は、印刷を核とした制作・プリプレス(印刷前工程)・製本までの一貫した総合印刷事業を行う。2月16日に上場予定で、店頭登録銘柄コードは(7838)。主幹事証券会社は新光證券。
共立印刷株式会社の概要
共立印刷は1980年、東京都豊島区東池袋にて設立。共立印刷株式会社、共立製本株式会社、 株式会社インフォビジョンの3社から総合印刷グループを形成する。埼玉県に埼玉本庄工場、埼玉児玉工場第一・第二工場を持つ。主要製品には、カタログ、パンフレット、チラシなどの商業印刷物、定期物、不定期物などの出版印刷物がある。2004年3月末現在の売上構成比は、商業印刷60.2%、出版印刷39.3%、その他0.5%となっている。
同社の特徴は、プリプレスから印刷に至るまでフルデジタル化により一貫したワークフローを構築、印刷工程においては、CTP(データをダイレクトに印刷用刷版プレートに焼き付ける出力システム)を導入し、プリプレスとの工程連携を行っている。また、原稿データを顧客先より通信回線にて入稿し、本社と工場間も専用回線にて印刷データを送受信する、デジタルネットワークの活用による需要即応型の印刷事業を行っている。
さらに、印刷物を短期間で全国に納品するために協力会社取れ連携を行い、通信回線にてCTP刷版データをこの協力会社に送り、印刷・納品を行うデジタルネットワークを展開している。印刷業界約3万社の中で15位の売上規模で、1人当りの売上げは業界平均約2,210万円に対し約7,210万円と約3.3倍の水準となっている。
会社名 | 共立印刷株式会社 |
設立 | 1980年8月1日 |
本社所在地 | 〒335-0002 東京都板橋区清水町36-1 |
代表者 | 野田 勝憲 |
資本金 | 8億2850万円 |
事業内容 | 印刷を核とした制作・プリプレス(印刷前工程)・製本までの一貫した総合印刷事業 |
従業員数 | 416人名(2004年11月30日現在)平均年齢33.8才 |