新交通 日暮里・舎人線 開業に向け工事進む
東京・日暮里と舎人地区(足立区)を結ぶ新交通システム「日暮里・舎人線」の工事が進んでいる。新線は、特に足立区内の鉄道不便地域の解消が期待され、早期開業が待たれている。
この新線は、尾久橋通り沿いに高架専用軌道を整備することで、荒川区西日暮里二丁目から足立区舎人三丁目までの9.8キロを約20分で結ぶ。起点の日暮里駅から終点の見沼代親水公園駅の間には11駅が設けられ、JR西日暮里駅・JR日暮里駅近くではJR線と、熊野前駅では都電荒川線と接続する。
総事業費は約1548億円(見込み)。インフラ部分は都が、駅舎の設備などインフラ以外は都の第三セクターである東京都地下鉄建設が整備する。2003年度の開業を目指して、97年12月に着工した。地元では将来、上野方面への延伸を要望している。
日暮里・舎人線データ
事業者 | 東京都地下鉄建設 |
設置駅 | 日暮里(二期事業)-西日暮里-赤土小学校-熊野前-足立小台-扇大橋北-高野-江北-上沼田東公園-谷在家-舎人公園-舎人-見沼代親水公園(計13駅) |
区間距離 | 9.7km |
規格 | 軌間 側方案内軌条式(新交通システム) 電化方式 |
線路配線 | 複線 |
開業予定時期 | 2003年度 (当初予定) |